佐護ヤマネコ稲作研究会

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長崎県対馬市上県町
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事務局 吉野 元・松野由起子



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   韓国との国境に位置する対馬。その中でも最北西端に位置する佐護地区からは、空気が澄んでいる日ならば、肉眼で韓国を望むことができます。
 
 佐護地区の真ん中を流れる佐護側の周辺には、佐護平野が広がり、山がちな対馬では最大の水田地帯となっています。
 佐護地区は、佐護川の氾濫による水害にも悩まされ続けていますが、佐護の大地には、何万年もの歳月をかけて佐護川が山から運んできた養分が蓄積されているため、おいしいお米ができます。 「佐護米は対馬一!」と、その味には定評があります。
 
     
   
 佐護地区に広がる広大な水田は、野鳥たちの宝庫でもあります。毎年、渡りの時期になると、佐護平野に集まる珍しい野鳥をカメラに収めようと、全国からバードウォッチャーたちが集まります。

 そんな生きもの豊かな佐護地区は、 ツシマヤマネコの生息密度も極めて高いことが明らかになりました。右の図は、 環境省が実施しているツシマヤマネコの生息数の推定値から算出した密度分布図です。佐護地区は、対馬でも最もツシマヤマネコが高密度で生息している地域の一つとされています。



データ提供:環境省対馬野生生物保護センター
 


   対馬の里山の象徴であるツシマヤマネコ。悲しいことにその数は年々減少の一途をたどり、絶滅も危ぶまれています。その大きな要因の一つに、農家の高齢化などによって耕作放棄地が増え、ヤマネコにとって好適な生息環境が減少したことが挙げられています。ツシマヤマネコの生息環境を作ってきたのは、田畑づくり、山づくりといった対馬の人々の営みだったのです。
 私たちには、対馬を耕し続ける使命があります。
 農家が活き活きと米づくりを続けることが、ヤマネコの生息にとってもプラスになり、ひいては安心・安全なお米を求めるお客様のニーズにも応えられるならば、対馬の将来にとってこんなうれしいことはありません。
 脈々と受け継がれてきた「自然との共生」の知恵ってなんだろう?私たちは、もう一度百姓の原点に立ち返り、みんなにとっての「うれしい」を実現するために、活動しています。


《みんなの「うれしい」が私たちの目標です》
 
            

  ● 定例会合

 毎月1回会合を開き、稲の育成状況や害虫や病気の発生状況を報告したり、
 今後の活動の方針を決めたりしています。

→写真は、2011年の新米販売に向け、「佐護ツシマヤマネコ米」のパッケージを新しくするため、デザイナーの松野さんと研究会メンバーが話し合っている様子。

 

  ● 生きもの調査
 
田植えの後、中干しの前後(1回か2回)、収穫前の最低3回、田んぼの生きもの調査を行っています。
 第1回目は、「農と自然の研究所」の宇根豊さんに講師に来ていただき、百姓が田んぼの生きものを見ることで、農薬を必要最低限にまで減らすことにもつながるし、米作りにもぐんと広がりが出てくることを学びました。

  ●水田魚道やビオトープの設置

 研究会メンバーの試験田の隣にあった休耕田を、ビオトープに整備し、魚道を設置しました。全てメンバーの手作業!
 魚道設置に関してご指導くださった、三橋先生、ありがとうございました。 
   
   ビオトープ設置の次の日、早くもたくさんの
ドジョウやフナが上ってきました。


 今ではビオトープの中には藻が繁茂し、メダカやドジョウ、フナなどの魚や
ゲンゴロウ、ヤゴなどの水生昆虫がたくさん生息しています。
   地元、佐護小学校のみなさんとビオトープの生きもの調査をしました。  なんとウナギの子どもも!
 
  そして、ビオトープに設置した自動撮影カメラに、ついにヤマネコが映りました!
ヤマネコだけではなく、テンや野
鳥も映っています。やっぱり水辺は生きものにとって楽園なのですね。
  

  ●地域住民との交流や各種イベントでのPR
 地元の子供たちにも、生きものを育む田んぼの大切さを知ってもらおうと、佐護小学校の田んぼの生きもの調査に研究会のメンバーも参加し、交流を図っています。
 また、研究会の取り組みを首都圏の方にも知っていただくため、大学の学園祭や動物園のツシマヤマネコ保全に関するイベントなどに出展させていただいております。
 

  ●視察・研修  
 
 生きものに配慮した米づくりに取り組んでおられる、他の地域の農家の方々と交流をもち、減農薬につながる農法や普及方法などを勉強しています。
 2011年度は、滋賀県高島市の「たかしま有機農法研究会」の皆さんを視察させていただきました。
 完全無農薬を実現している様々な栽培の工夫やユニークな販売戦略は、とても参考になりました!

  ●ツシマヤマネコを守る会への寄付  
 

 佐護ツシマヤマネコ米の売り上げの一部は、NPO法人ツシマヤマネコを守る会に、寄付をしています。
 →ツシマヤマネコを守る会の山村辰美会長に
  寄付金を手渡す、春日亀隆義会長


     
   

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写真提供:環境省対馬野生生物保護センター、川口誠  イラスト:松野由起子  構成:木村幹子